作品サマリー(あ〜た)


紅い砂


政府の圧政や麻薬組織の犯罪が続き、難民流出が絶えない中米の小国コルドバ。米国は政府と麻薬組織の対立を激化させ、新たな指導者を擁立する計画を秘密裏に立てる。指揮を任されたのは米国陸軍の元大尉ジャディス。

かつてコルドバ難民を死なせ、虐殺者の汚名を着せられた男だ。次々と試練が降りかかる中、腐敗した国を再建することができるのか。


※2020年10月、英語版『The Wall』アメリカ発売


アニマート

首都を襲う巨大地震。

阪神大震災体験者の高嶋哲夫氏が紡ぐ、震災シミュレーション・ストーリー。

 

☆週刊ヤングジャンプにて連載(画・八坂孝訓、全4巻)

 

2006.06.19 集英社YJコミックス(第1巻)

2006.09.19 集英社YJコミックス(第2巻)

2006.11.17 集英社YJコミックス(第3巻)

2007.06.19 集英社YJコミックス(第4巻)


アメリカの学校生活 〜アメリカの教育を体験した、子供とお母さんの話〜


いじめへの反旗

アメリカで生まれ育ったユーこと小野田雄一郎。

ダーティー・ユーと揶揄された事もあるが、そうした差別は、周囲の協力のもと解決してきた。

その彼が父親の仕事の都合で帰国、中学二年に転入した。

日米の「教育」の違いに戸惑うユー。

親友が校舎の屋上から転落死したことを、いじめによる自殺と見たユーは正義の闘いを開始する。

(『ダーティー・ユー』改題)


命の遺伝子

ネオナチの集会で爆破事件が発生。遺留品のなかにナチの大物戦犯と一致する手首があった。

しかしそれは一見、四十代の肌に見えた。日系の天才遺伝子科学者トオル・アキツはベルリンで講演直後に拉致され、百歳を超えるはずの手首の謎の解明のため、アマゾンへ。壮大な科学冒険小説。

 

☆2013年、南京大学出版会より中国語翻訳版『索命基因』発売


EV(イブ)〜日本自動車産業の凋落〜

ガソリンエンジン車の新車販売禁止が近づく。 電気自動車への全面移行に遅れた日本。 日本の自動車業界は崩壊するのか? 

それとも、起死回生の一手はあるのか?――。 

深刻な地球温暖化の前に、欧米では遅くとも2035年までにエンジン車の新車販売 が規制される。つまり新車販売は電気のみで動く車に限られるのだ。加えて中国 が2030年をめどに、国内の新車販売をすべて環境対応車に変更するという。

このような世界情勢を前にしても、既存産業への配慮と圧力から日本政府は有効な手 を打てずにいた。

経産省の自動車課に籍を置く瀬戸崎啓介は焦りを募らせる。このままでは、日本の自動車関連就業人口534万人のうち多くが路頭に迷う可能性がある。だが、いったいどうすればいいのか……?

電気自動車への全面移行に遅れた日本に、起死回生の一手はあるのか?

『首都感染』で新型コロナ感染拡大を予言した著者が描く、〝日本経済、予言の書〟解禁!

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イントゥルーダー

25年前に別れた恋人からの、突然の連絡。

「あなたの息子が重体です」

「私」は日本を代表するコンピュータ開発者。

このまま息子は、一度も父に会うことなく死んでしまうのか……。

奇しくも天才プログラマーとして活躍する息子のデータをめぐり、原発建設がからまったハイテク犯罪の壮絶な渦中に巻き込まれてゆく。

 

☆第16回サントリーミステリー大賞・読者賞ダブル受賞作品

☆1999年テレビドラマ化(テレビ朝日系列「サントリーミステリースペシャル」主演:陣内孝則)

☆2022年、新装版『イントゥルーダー 真夜中の侵入者』


M8 エムエイト

東京をマグニチュード8の直下型大地震が襲う。

若手研究者・瀬戸口は東京直下型大地震を予知した──。

阪神淡路大震災を同じく体験した三人の同級生たちそれぞれの葛藤を軸に、

最新研究を反映して首都大地震を完全シミュレーションする。

 

☆2005年、コミカライズ(作画:平松伸二)


沖縄コンフィデンシャル

第一部「交錯捜査」

那覇市内の高級ホテルで男女の遺体が発見された。沖縄県警捜査一課の若手刑事・反町は、叩き上げのベテラン・具志堅とともに事件捜査に当たる。当初、ただの無理心中と思われたが、準キャリアで同期の赤堀が追う米軍用地をめぐる土地取引事件との関連性が急浮上。二つの事件の背後には、日本の表と裏の“権力”による壮大な陰謀の影が…。

 

第二部「ブルードラゴン」

那覇市内のレストランで、突然倒れた米兵から、新種の危険ドラッグの陽性反応が。偶然、現場に居合わせた反町、赤堀、ノエルの沖縄県警同期の3人は、捜査に乗り出す。だが、薬物事件は海を越え、東京でも続々と発生。そして、20年前に忽然と姿を消したノエルの父である元海兵隊員が捜査線上に浮上するが…。死をも招く危険ドラッグの全国への蔓延を阻止できるのか。

 

第三部「楽園の涙」

沖縄県警捜査一課の反町は、早朝の電話で強盗未遂の現場に駆けつけた。被害者は、儀部優子。反町の同期で準キャリアの赤堀が追っていた軍用地を巡る土地取引事件の関係者だった。捜査を進めると、地元暴力団や中国マフィアが絡む連続殺人事件との密接な繋がりが浮かび上がり…。楽園・沖縄に蠢く陰謀が全て明らかに。それは、日本全体をも揺るがす“禁断の事実”だった―。

第四部「レキオスの生きる道」

米軍普天間基地移設問題に揺れる辺野古で水死体が発見された。東京の建設会社社員だと判明し、一気に全国から注目を集める事件に発展。さらに、沖縄県警捜査一課の反町らが捜査を進めるなか、県知事が急逝する事態となった。事件を追うごとに、反町は沖縄の"真の闇"に近づき、日本政府をも転覆させるほどの戦後最大のタブーに迫ることに。この島に未来はあるのか──。

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風をつかまえて

青空に立つ一本の白い風車。小学生が空想で描いた絵がなんの特色もない北海道の海沿いの町を揺るがした。観光客をあてこむ町の発注した無謀な風車の計画が、荒れ果てた鉄工所に活気を、親友や肉親の死から行き場を失った青年・優輝の心にも新しい希望を点していく。大災害小説の第一人者による、「ポスト原発」時代の再生物語。

☆2010年度「高校生読書感想文」課題図書


カリフォルニアのあかねちゃん

傷心のママに連れられて見ず知らずの地ロサンジェルスにやってきたあかねちゃん。遠い異国の地での二人の新しい出発は?どんな時にも誇りを持ってたくましく生きている人達との心のふれあいを通して、あかねちゃんとママが明るく強く生きていく様子が描かれています。

小学校2年生向け道徳教科書(東京書籍「新編あたらしいせいかつ2」)に掲載

<アメリカのフリースクールの描写>

 ライナス・スクールは、ロサンゼルスでもなかなか有名な学校だった。有名、というのにもいろいろあるけれど、ライナス・スクールは歴史も古く、学力も高く、卒業生にもすぐれた人が多い、ということで有名だった。卒業生の中には、まだ大統領はいないけれど有名な政治家や、科学者や、大きな会社の社長さんがたくさんいた。

 しかし、だからといって、入学のときにむずかしい試験があるとか、お母さんやお父さんが前の日から並んで順番をとるとかということもなかった。だいいち、あかねちゃんのように、英語も話せない子が、入学できたのだから。

 アメリカは、公立学校のシステムがとても発達していて、高校までは義務教育で、入学試験はないし、大学入学も日本のように試験だけ、というのではなく、その人の人柄も非常に大切に考えられている。

 すぐにライナス・スクールの生徒たちの中には、あかねちゃんと同じように、お父さんもお母さんも、何かの理由で昼間お家にいない、という子供も多かった。また、なかには、おじいさんもお父さんもライナス・スクールの出身だから、ぼくも、という生徒もいた。

 

 ここでちょっとライナス・スクールのめずらしい点をいくつか説明しておく。 ライナス・スクールは、最上級生が五年生、下はとくに制限がなくて、ミセス・ライナスと生徒の親との話し合いで決めている。 だから四つか五つの子もいたし、赤ちゃんまでいた。ライナス・スクールの目的は、人間が一生のうちで精神がもっとも柔らかで、影響を受けやすい時期に、その子供の才能を見つけて、引き出す、ということで、授業のカリキュラムもそのように作られていた。カリフォルニアでは、日本と同じように、小学校は六年間というところが多いけれど、ライナス・スクールの最高学年は五年生になっていた。それはどうしてかというと、中学校に入る前の一年間は、普通の公立学校に通って慣れておいたほうがいい、という理由からだった。

 

 一階のクラスでは、先生が黒板に向かって講義する、ということはなかった。とくにあかねちゃんのクラスでは、勉強の進み方によって机はいつも四つのグループに分かれていて、先生のくれるプリントをクレヨンでぬったり、書いたり、切ったり、はったりすることが多く、だまって先生の話を聞くということはなかった。ほとんどが実際に自分の手で生み出す創作が中心になっていた。だから、あかねちゃんも、言葉がぜんぜんわからなくても、となりの子のまねをして、ぬったり切ったりはったりすることができた。

 算数の時間と、読み方書き方(もちろん英語)の時間には、ときどき五年生の子たちがきて、勉強を手助けしてくれることもあった。 一般にアメリカの学校は、算数が日本よりずっと遅れている、といわれているが、ライナス・スクールでは、そんなことはなかった。 一年生でもう「九九」をやっている子もいたし、二年生で分数をやっている子もいた。 こんなとき、その子はとなりの二、三年生の教室に行ったり、二階のクラスに出てみたりした。

 とにかく、ライナス・スクールは、一年生だからここまで、ということはなく、その子供にいちばんあった方法を、先生と子供と父兄がいっしょになって、考えながら進めていくのだった。 だから、登校拒否というようなこともなかったし、落ちこぼれということもなかった。子供たちは、みんなライナス・スクールが大好きだったし、先生たちは自分たちの学校を誇りにしていた。お母さんやお父さんは、学校と先生を、心から信頼していた。


官邸襲撃

日本初の女性首相とアメリカ国務長官が首相官邸で会談中に、テロ集団が官邸を占拠。首相と国務長官が人質となる。首相付きの初の女性SPとなっていた夏目明日香が、重傷を負った上司の指示のもと、たった一人、テロ集団に立ち向かうことに。官邸の外では日米の救出部隊が一枚岩になれずもめるなか、アメリカ大統領をも巻き込むテロ集団の意外な目的と作戦が明らかになり……。

政府の指示系統崩壊、米軍の介入、その混乱に乗じるテロ組織。しかし、明日香の行動が少しずつテロ組織の計画に狂いを生じさせていく。

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虚構金融

有力地銀合併に絡む贈収賄事件で事情聴取を受けていた財務省キャリアの大貫が墜死した。事件との関連の薄い彼の死に不審を抱いた東京地検特捜部の後鳥羽検事は、大貫が改革派議員と組んで日本再生のために大掛かりな日米経済改革を行おうとしていたことを知る。事件は財務省、日米政府を巻き込む大謀略に発展した。


巨大地震の日 〜命を守るための本当のこと〜

日本には、地震予知のための組織が大きく分けても6つある。毎年、膨大な予算がつかわれる。しかし、マグニチュード7.3という巨大地震が予知された例は、いまだ世界にひとつしかない。一九七五年、中国遼寧省の地震ただひとつである。事前の警報はないと思ったほうがよい。そして、予知組織の発表する楽観的被害予測に惑わされることなく、自分の命は守らなくてはならない。本書にはそのための「よすが」となる貴重な情報と教訓が込められている。

☆ポトマック社より英訳版(翻訳:ロバート・エルドリッヂ)


決戦は日曜日

谷村は、地方都市に強い地盤を持つ大物議員の私設秘書。暮らしは安泰だったが、議員が病に倒れて一変する。後継に指名されたのが議員の一人娘、自由奔放で世間知らずの有美なのだ。会見で差別発言をしたり、屋上で自殺をほのめかしたりする有美に振り回されて疲弊する谷村。それでも地盤は盤石、当選確実だがー。全く新たなポリティカルコメディ。

 

映画『決戦は日曜日』オフィシャルサイト

https://kessen-movie.com

 

2022年1月7日(金)全国公開|窪田正孝主演 × 宮沢りえ 初共演!事なかれ主義の議員秘書と、政界に無知な熱意空回り候補者の選挙活動の行方は――?


原発クライシス

日本海沿岸に建設されたばかりの世界最大の原発が、謎のテロ集団に占拠された。

自衛隊は殲滅され、放射性ガス放出の時が迫る──苦悩する日本政府。

テロリストの真の目的はなにか?

そして「スピカ」の暗号名に隠された驚くべき陰謀とは?

(『スピカ 原発占拠』改題)


公立学校がなくなる 〜「学校崩壊」を救う最後の方法〜

不登校、学級崩壊、いじめ、学力低下…。平成14年度から始まる「教育改革」は、これらの課題を本当に解決できるのか?だれも書かなかった「学校民営化論」。


サザンクロスの翼

1945年夏、いまや日本は敗戦寸前。何もかも失い特攻でも死にそびれた男・漂着した島で孤独に暮らしていた整備兵・そして闇の運び屋をしている女―。それぞれの思惑を抱えながら、水上仕様に改装されたオンボロ輸送機(ダコタ)で、南太平洋の空を駆ける。長く植民地支配を受けたこの地の自由と独立のために。胸すく大活劇。


衆愚の果て

<失政は、殺人よりも遥かに重罪だ>

事業仕分け、一番ムダはあんたたち。

こんな政治ならぶっ壊せ。

(『タナボタ!』改題)


塾を学校に 〜「教育改革」への一石〜

学校ってなあに? 誰のためのもの? 不登校、学級崩壊、いじめ、学力低下…。危機的状況にある公「教育」を塾・学校の双方の声からふりかえり、「塾を学校に」と訴える。


首都感染

新型ウイルスとの容赦なき闘いが始まる!致死率60%の強毒性インフルエンザウイルスが出現した。元WHOの優司は水際で感染阻止を計るが都内にも患者が発生。ついに空前のウイルス対策が発動された。
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『首都感染』(講談社文庫)、かなり自粛して宣伝を控えていました。

でも昨日から「積極的に」宣伝することに決めました。

とんでもないことが起こっていると感じたから。

ボクも詳しい内容を忘れてたんだけど、読み返してみると、かなりいいことを書いてある。多くの人が知るべき、多くの人に読んでもらうべきと判断しました。もっと早く決めるべきでした。 

ぜひ読んでください。いろんな考え方が変わります。著者が言うのだから間違いありません。

これから日本も世界も、かなりひどい状況になると思います。この本を読むことで多くの人がウイルスの怖さを理解して、少しでも早くいい方向に向かうことを願います。これ、かなり決心がいったんだ。いろんな人がいるから。ボクは根性なしのコワがりだから。

 <読者の声、いろいろいただいています>

https://www.picuki.com/tag/首都感染


「首都感染」後の日本

2020年、世界を襲ったコロナ・ショック。感染症の脅威を描いタ小説『首都感染』はまさに現実のものとなった。国家の危機を描き続けてきたクライシス小説の第一人者が、コロナによって浮かび上がった日本の「弱点」、そして近い将来必ずやって来る東京直下型地震、南海トラフ地震のリスクを指摘。東京一極集中の弊害と、新たな時代にマッチした国家の在り方を提言する。


首都崩壊

東京直下型地震は必ず来る!そして、世界大恐慌が起こる!!

ノンフィクションではどうしても書けなかった、私たちには「秘密」にされている、すぐそこに迫る危機。超リアルノベル。


震災キャラバン

神戸から東北へ。復興への希望の灯火を灯せ

2011年3月11日、東北を地震と津波が襲った。家族の消息を求めて、神戸から東北を目指す女性と同行者たち。避難所を巡り、彼らが見たものとは? 復興への願いを込めて贈る物語。


神童

虚弱体質で寝込みがちだった相場俊之。極貧の母子家庭に育った取海創。級友に除け者扱いされる8歳の2人を結びつけ、救ったのが将棋だった。同時期に奨励会に入会。12歳で迎えた三段リーグ、最終戦で2人は激突した。取海が辛勝して最年少プロになり、惜敗した相場は棋界から去った―。20年後、全7タイトルを保持する取海はトップ棋士として初めて将棋ソフトと対局する。将棋界の威信を懸けた一戦。対戦相手は、人工知能研究で世界から注目を浴びる、かつてのライバルだった。
(「電王」改題)>>>Amazon


世界に嗤われる日本の原発戦略

福島第一原発の事故を受け、日本の電力政策は転換点を迎えたが、エネルギー問題はもはや一国の利害だけでは判断できない時代となった。全世界70億人には等しく豊かな生活を送る権利があり、今後も増え続ける膨大なエネルギー需要を、再生可能エネルギーだけで賄うのは難しいのが現実。今後も海外では原発建設が計画されており、日本のエネルギー政策は世界から取り残されている。そこで本書は、原発の安全対策を冷静に分析し、増え続ける核廃棄物に関しても具体的提言を行い、原発の必要性を考える。


体験者が明かす 巨大地震の後に襲ってきたこと!

震災時・生活復興バイブル!家の再建・お金・仕事・心…私たちの「暮らし」はこう変わる!神戸・新潟・福岡 被災者からの警告とノウハウ!


TSUNAMI 津波

太平洋沿岸を巨大地震と大津波が襲う!

海溝型地震である東海地震、東南海地震、南海地震が同時発生。

東海地震で名古屋は壊滅に陥るが、それは悲劇の序章に過ぎなかった…。

『M8』続編、迫真の震災パニック小説。

☆Shueisha English Editionより英訳版


追跡 〜警視庁鉄道警察隊〜

都内を運行する列車内で、スリと切り裂き事件が相次いで発生した。「多国籍スリ集団」と呼ばれる犯人たちは、高齢者や女性を集団で取り囲み、犯行に及ぶ。一方、「切り裂き魔」と呼ばれる犯人は、女性のバッグを狙い、ゲリラ的に切りつける犯行を繰り返すのだった。警視庁鉄道警察隊新宿分駐所の小松原たちは、犯人グループを追う為、日々警乗に追われていた。エスカレートする犯行、拡大する被害。鉄道隊の威信を賭けて辿り着いた犯人像とは! ?


東海・東南海・南海巨大連動地震

いつ〈次の大地震〉が発生してもおかしくない国に、私たちは住んでいる。中でも最大のリスクは、東海・東南海・南海地震が連動する〈最悪のケース〉である。内閣府の想定では、30都府県で死者32万3000人。どうすれば、この〈最悪〉を回避できるのか。そのためには〈最悪〉を知り、備えを喚起しなくてはならない。


東京大洪水

大型の台風23号と24号が合体、巨大台風ジェミニが東京を襲う。

愛する家族は、都民は、首都水没の危機を乗り越えられるのか。
(「ジェミニの方舟」改題)


都庁爆破!

世界秩序の歪みが招いた災禍。東京を突然襲うテロの恐怖!都庁爆破・占拠・ヘリ撃墜・決死のSAT隊員は全滅!次々に出される恐るべき要求。パニック。錯綜する情報―決断を迫られる中で反目する都知事と首相。テロの真の狙いは何か、そして首謀者は?首都へのテロが懸念されるいま、サントリーミステリー大賞作家が描く渾身のハード・シミュレーション。

☆2018年1月、TBS系列「新春ドラマスペシャル」でテレビドラマ化(主演:長谷川博己


トルーマン・レター

なぜ原爆投下はなされたのか―――!?

元新聞記者の峰先は33代米大統領トルーマンの私信を入手、それは広島・長崎の原爆投下に関する内容だった。手紙を巡り、峰先は国際諜報戦に巻き込まれる。歴史の闇に迫るサスペンス。